パーテーションの役割を理解して快適なオフィスを作ろう!
オフィスに新しい空間を作りたいときに使用するパーテーションには、個人のデスクの仕切りやミーティングなどに使用する部屋の壁など、さまざまな使い道があり便利です。ではパーテーションにはどのような種類があり、どのように使い分ければいいのでしょうか。そこで今回はパーテーションの役割と種類、設置するメリットや注意点を説明します。
パーテーションの役割と種類
パーテーションとは、空間を仕切るために設置する簡易壁、仕切りのことです。もともと部屋についている壁ではないので、空間を自由にレイアウトできます。
パーテーションとひとことでいっても、その種類はさまざまです。どのような理由でパーテーションを設置するのか、理由を明確にして、その場所に最適なパーテーションを選ぶようにしましょう。
まずパーテーションの高さについてです。パーテーションには大きく分けて背の高いハイパーテーションと、背の低いローパーテーションがあります。
ハイパーテーションは1,535mmから2,135mmくらいまでの高さがあり、オフィス内にもうひとつ部屋を作るときなどに使われます。仕切りではなく壁になるので、設置の際には消防法を考えなければならない場合があるので注意が必要です。
ローパーテーションは1,135mmから1,335mmくらいまでの高さがあり、デスクの仕切りなどに使われます。椅子に座った状態で目線が出るのか出ないのか、立ち上がったときに周囲がどれくらい見渡せるのかを考えて、自分の用途や目的に合った高さを選ぶといいでしょう。
たとえば1,135mmや1,235mmのパーテーションをデスクに設置すると、椅子に座ったときちょうど目線の高さくらいまでの仕切りになります。周りの視線をさえぎりつつ周囲とコミュニケーションも取れるので、必要に応じて周りと情報共有しながら作業に集中するのに適した高さです。周囲からの視線を完全にさえぎり作業に没頭したい場合には、1,335mmくらいの高さのものを選ぶといいでしょう。
高さだけではなく、素材や形もさまざまな種類があります。オフィスで一般的に使われているクロスタイプは、色が豊富なので自社のイメージに合ったものを選ぶことができます。ナチュラルでおしゃれな雰囲気のオフィスにしたいのなら、木製パネルタイプのパーテーションがおすすめです。
書類などを掲示したい場合にはスチールパネルを選べば、マグネットで容易に貼りだすことができます。パーテーションの高さや素材に迷ったときには、目的や用途をしっかり確認し、それに合ったものを選ぶようにしましょう。
パーテーションを設置するメリット
オフィスにパーテーションを設置すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。まずは「プライバシーが守れる」ことがあげられます。パーテーションを設置すると、その中は周りから見えにくくなります。個人情報をはじめとする機密情報を扱う際に、パーテーションがあれば情報漏洩の防止効果が期待できるでしょう。
次に「防音効果」です。集中して仕事や作業に取り組みたいときに周りから音が聞こえてくると、気が散って集中力が途切れてしまいます。そのようなことを防止するために、防音効果があるパーテーションを設置するのがおすすめです。音だけではなく周囲からの視線も気にならなくなるので、さらに集中力が上がり、生産性がアップするでしょう。
最後は「インテリアとして活用できる」ことです。パーテーションにはシンプルですっきりしたものから、デザイン性が高くおしゃれなものまでさまざまな種類があります。オフィスの雰囲気をどのようにしたいのか、また自社のイメージはどのようなものなのかを考えて、それに合わせたパーテーションを選ぶといいでしょう。
パーテーションを設置する際の注意点
パーテーションを設置する際には、何点か注意点があります。パーテーションにはさまざまな高さや重さ、素材があり、倒れてくると危険なものも多くあります。また組み立てや設置の仕方を間違えると、不安定で倒れやすくなってしまうようです。パーテーション自体の安全性はもちろん、組み立て方や設置方法もしっかり確認するようにしましょう。
必要に応じて、パーテーションを床や壁に固定する場合もあります。そのようなときには自分でパーテーションの設置を行うのではなく、業者に依頼するようにしましょう。パーテーションを壁として使用する場合には、消防法を考慮しなければなりません。
またパーテーションを床や天井に固定する場合には、オフィス全体の構造や設備にも配慮する必要があります。そういった場合には、専門的な知識がある業者にお任せするのがおすすめです。また業者に依頼することで、パーテーションに合った設置方法や設置場所、より安全な組み合わせなどを提案してくれることもあります。
今回はパーテーションの役割と種類、設置するメリットと設置する際の注意点について説明しました。パーテーションはオフィスに新たな空間を作りたいとき、すぐに仕切ることができる便利なものです。さまざまな種類があるので、用途や目的によって使い分けましょう。
設置の際には専門的な知識が必要な場合があります。そのときには自社ではなく業者に設置してもらうのがおすすめです。パーテーションを安全、上手に利用して、快適な空間をつくりましょう。